わしらあ、そん玉遊びに
 男の命ばあ
 かけとるんじゃ。

  「ダイナマイトどんどん」 (1978)
  監督:岡本喜八 出演:菅原文太 岸田森
  宮下順子 北大路欣也 金子信雄

「ドカベン」を読んで育った。山田よりも男・岩鬼のファンだった。ガキはみんな穴を空けた葉っぱをくわえて、通学路の土手を歩いたもんだ。「男一匹ガキ大将」の戸川万吉も大好きだった。有言実行型。落ち着きなんて物にゃ無縁だし、恰好なんて気にもしないが、やると言ったら必ずやり遂げる。ケンカっぱやいが、惚れた女にゃめっぽう弱い。あの頃はあいつらみたいなのが沢山いた。それが今はどうだ。キンタマの腐ったような男ばかりが街に溢れ、柔らかい飯ばかり食らって、先の心配や銭の計算に明け暮れてビクビクしている。

文太よ!文太よ世の女男どもにドカンと一発食らわせてやってくれ。俺は男だ。そして文太は俺が日本で一番好きな男だ。したがって三段論法により「ダイナマイトどんどん」は俺が一番好きな映画だ。歳をとってもカッコいい文太。でもやはり文太はこの頃が最高だ。肉眼で見える周波でパワーがほとばしっている人間がこの世にいる!なんてこった。俺は文太みたいな男になりたかったんだ。思い出したぜ。そしてもう忘れないぜ。

俺達には文太がいる!

「ダイナマイトどんどんの歌」

勝つか負けるか土壇場に
この一点と張り込んで
お尻擦りむき滑りこみゃ
後であの娘が介抱する
嗚呼 ダイナマイトどんどん

勝つも負けるも時の運
恨みつらみは言いっこ無し
済んで飲む酒またうまか
あの娘酌すりゃなおうまか
嗚呼 ダイナマイトどんどん

home